「あるがまま」を受け入れる思考法
「あるがまま」を受け入れる思考法は、
心理学において「セルフ・コンパッション」や
「森田療法」の考え方に基づき、
自己否定や不安を軽減し、
心を穏やかにする効果があるとされています。
本記事では、インナーチャイルドセラピスト「やましん」が、v
心を軽くする心理学的アプローチ
「あるがまま」を受け入れる思考法と、
さらには改善事例を詳しく解説します
１.「あるがまま」とは？心理学的背景
２.「あるがまま」を受け入れるための３つのステップ
３. 改善事例
４.まとめ
「あるがまま」とは、
現実や自分自身を無理に変えようとせず、
そのまま受け入れる姿勢を指します。
ただ、何も感情を動かすことはなく、
今の現在を受けれることです。
この考え方は特に森田療法や
セルフ・コンパッションの理論に基づいています。
・森田療法の視点
森田療法では、不安や苦痛を
「自然な感情」として捉え、
それを排除しようとする努力こそが
新たな苦痛を生むと説明しています。
例えば、「人前で緊張してはいけない」と考えることで、
緊張への意識が高まり、
さらに症状が悪化する「悪循環」が生じます。
このような状況では、不安を排除しようとせず、
「緊張している自分も自然な状態だ」と
受け止めることが推奨されます。
今を受けれる思考です。
・セルフ・コンパッションの視点
セルフ・コンパッションとは、
自分自身に対して優しく接し、
自分の弱さや失敗も含めて受け入れる態度です。
研究によれば、セルフ・コンパッションを
実践することでストレスホルモンが減少し、
幸福感が向上することが確認されています。
これは、「こうあるべき」という理想像から
解放されることで、
自分自身に対するプレッシャーが軽減されるためです。
日常生活で「あるがまま」を実践するためには、
以下の3つのステップがおすすめです。
①ステップ1：身体感覚への意識集中
身体感覚に注意を向けることで、
「今ここ」に意識を集中させることができます。
以下の簡単なエクササイズを試してみてください。
・椅子に座り、足裏が床についている感覚を感じる。
・手のひらの温度や触れている感覚に意識を向ける。
・自然な呼吸に注意を払いながら、10回深呼吸する。
この練習は、過去や未来への不安から解放され、
「現在」に集中する助けとなります。
京都大学の研究によれば、
このようなマインドフルネス的アプローチは
ストレス軽減に効果的であることが示されています。
②ステップ2：自己批判からセルフトークへ
自己批判的な思考を優しい言葉に変換することも有効です。
×「また失敗した。自分はダメだ」
○「失敗したけれど、それも学びの一部だ」
このような言葉の置き換えは、
自分自身への攻撃的な態度を和らげ、
心の安定につながります。
３週間続けた場合、
抑うつ症状が大幅に改善した
という研究結果もあります。
③ステップ3：自然とのつながり
自然との触れ合いは、
「あるがまま」の感覚を養うために非常に効果的です。
例えば：
公園で木々や花々を観察する。
ペットと触れ合い、
その動きや呼吸リズムを感じる。
これらの行動は「バイオフィリア効果」と呼ばれ、
心身のリラックス効果を促します。
自然との関わりによって、
自分自身もまた自然の一部であるという感覚が得られます。
「あるがまま」を実践したことで改善した具体的な事例です。
・事例A：対人不安から解放された30代女性
この女性は、人前で緊張しやすく、
「他人からどう見られているか」に常に悩んでいました。
カウンセリングでは以下の方法を取り入れました：
緊張した際には手のひらの感覚に意識を向ける。
「他人は自分ほど自分に注目していない」とセルフトークで確認。
週末には近所の公園で散歩し、自然観察を行う。
これらを3ヶ月間続けた結果、
不安指数が62から28へと大幅に低下しました。
「他人からどう見られるか」ではなく、
「今ここ」で自分自身と向き合う姿勢が
身についたことが成功要因でした。
・事例B：完璧主義から解放された40代男性
この男性は、「ミスは許されない」という信念から
仕事中常にプレッシャーを感じていました。
以下の方法で改善しました。
あえて小さなミスについて同僚と共有し、
受容される体験を積む。
毎日1つ、「不完全でもよい」行動
（例：未完成でも企画書提出）を実践。
自然との触れ合いとして家庭菜園を始める。
６週間後には、生産性が22%向上すると
同時に自己批判的思考が74%減少しました。
他者から受容される経験と自然との関わりによって、
自分自身への厳しい態度が和らぎました。
「あるがまま」を受け入れる思考法は、
不安や自己否定から解放され、
自分自身と調和した生き方へ導いてくれます。
そのためには、
・身体感覚への意識集中
・優しいセルフトーク
・自然とのつながり
これらのステップを日常生活に取り入れることが重要です。
「こうあるべき」という理想像から解放され、
自分そのものとして生きることで、
新しい可能性が広がります。
「あるがまま」の実践こそ、
心穏やかな人生への第一歩です。
「あるがまま」を受けれることは
心の反発を招くことではなく、
心に今を素直に受け入れることで
グッと楽に安定しますよ。
この記事を書いた人
幼少時代は親から言葉の虐待を受け続け「自分には価値が無い」と信じ込む。
中学時代は心と体に違和感を感じ毎日お腹を壊していた。
おそらく気付いていないうちに自立神経を衰弱。
しんどい自分の価値観をや思い込みを変えたくて、自己変革を学ぶために
経営コンサル会社⇒採用・教育コンサル会社で勤務。
社会に出て見事にうつ状態になり、通院を行いながら数々の心理セミナー、
脳科学セミナーを受講し、自己価値観の書き換えを成し遂げる。
人材教育の講師として100社以上でセミナー開催。
インナーチャイルド癒しコーチ登壇＆指導カウンセリング相談5000名以上。
・インスタグラム
https://www.instagram.com/yamashin77
・X（twitter）
https://twitter.com/hgppc348
