アドラー心理学「目的論」徹底解説(心を癒す技術)
「なぜ同じ失敗ばかりしてしまうのだろうか?」
「どうして、やりたいことができないままなのだろうか?」
アドラー心理学の「目的論」は、
あなたの行動すべてには「目的」があり、
その「目的」を叶えるために
行動しているのだと説いています。
今回は、インナーチャイルドセラピスト「やましん」が
心理セラピストの視点からアドラー心理学の「目的論」
を解説していきます。
・人間関係を良くしたい人
・ありのままの自分で生きたい人
1.アドラー心理学の「目的論」とは?
2.目的論で解決する手法
3.まとめ
アドラー心理学の「目的論」とは、
人間の行動は過去の経験や出来事ではなく、
未来の目標や目的に思考が
向けられているという考え方です。
「いつも失敗してしまう」という行動には、
「注目されたい」「責任から逃れたい」など、
様々な目的が潜在意識に隠されている可能性があります。
「失敗すること」も無意識に行動を選び、
結果をもたらせているのです。
無意識と言っても
本当は自分の意志です。
従来の心理学では、過去の経験や
環境が現在の行動に影響を与えていると考える
「原因論」が主流でした。
しかし、アドラーは、過去の出来事よりも、
未来に向かって生きる私たちが、
ある目的を持って行動していると捉えました。
本当はそんなこと全く望んでいないのに、
なぜか、行動をしてしまう。。。
ではなぜ?その行動してしまうのか?
自然と行動してしまう行動の目的を知ることで
「なぜ?こんなことになるんだ」という
不安やストレス感情が解消されます。
そして、「目的論」をしっかり理解して
取り入れることが出来れば、
あなたの人生に夢を叶える可能性が高まります。
一緒にアドラー心理学の「目的論」を学びましょう♪
目的論の考え方を活かすことで、
以下のような問題を解決することができます。
・繰り返される失敗
失敗の原因を過去に求めるのではなく、
その行動の目的を理解することで、
同じ失敗を繰り返さないための対策を立てることができます。
・達成できない目標
目標達成を妨げているのは、外部の要因ではなく、
自分自身の行動の目的にあるかもしれません。
目的を明確にすることで、目標達成への道が開ける可能性があります。
・人間関係の悩み
他人との関係で悩んでいる場合、
その行動の目的を理解することで、
より良い人間関係を築くためのヒントを得ることができます。
あなたが自分の行動がいつもストレスを感じてる場合は
以下の内容でその行動を改善することが出来ます。
1. 明確な目標を設定する
まず、具体的で現実的な
目標を設定することが重要です。
例えば、キャリアアップを目指す場合、
「1年以内に新しい資格を取得する」や
「次のプロジェクトでリーダーシップを発揮する」
といった具体的な目標を設定します。
これにより、日々の行動が明確になり、
達成感が得られやすくなります。
例えば「次の6ヶ月で英語のスキルを向上させる」
目標の場合は、「毎日30分の英語学習を行う」
「月に一度は英語でのプレゼンを練習する」
など、具体的な行動を含めることが重要です。
具体的に数字を出すことで
行動もより具体的になっていきます。
2. 小さなステップに分解する
大きな目標を達成するためには、
それを小さなステップに分解し、
段階的に進めることが効果的です。
例えば、新しいスキルを習得する際には、
「毎日30分勉強する」
「週に1回実践練習を行う」
といった小さなステップを設定します。
これにより、目標達成までの道のりが具体的になり、
進捗を確認しやすくなります。
進捗管理のためには、
日記やタスク管理ツールを活用するのも有効です。
日々の進捗を記録し、
小さな達成感を感じることで
モチベーションを保ちやすくなります。
3. ポジティブな自己対話を行う
目的に向かって行動する中で
自分自身を励ますポジティブな
自己対話を行うことが大切です。
例えば、「自分はできる」
「これは自分の成長のための挑戦だ」
といった肯定的な言葉を自分にかけることで、
モチベーションが維持されやすくなります。
自己対話の質を高めるために、
毎日決まった時間に自分と対話する時間を
設けることもおすすめです。
例えば、毎晩寝る前に
「今日一日を振り返り、良かったことを3つ挙げる」
などの習慣を持つと、
自分に対して前向きな視点を保つことができます。
4. フィードバックを活用する
定期的に自分の進捗を確認し、
フィードバックを活用することも重要です。
例えば、週に一度、
自分の目標に対する進捗を評価し、
必要に応じて計画を修正することで、
目標達成に向けた効果的な行動が取れます。
フィードバックを受け入れる際には、自己批判を避け、
建設的な視点で自分を見直すことが大切です。
また、信頼できる他者からの
フィードバックを積極的に求めることで、
客観的な視点からの改善点を見つけることができます。
目標達成のための具体例を掲げ、
目的論を実践するために、
以下の具体例を参考にしてください。
1. 健康管理
「健康的な生活を送りたい」という目標を持つ場合、
次のように具体的なステップに分解できます。
・毎日30分の運動をする
・週に一度のヘルシーレシピを試す
・定期的に医師の健康チェックを受ける
これらのステップを達成するために、
スマートフォンのアプリやフィットネストラッカーを活用し、
進捗を管理することが有効です。
また、家族や友人と一緒に健康的な食事や運動を楽しむことで、
モチベーションを高めることができます。
2. キャリアアップ
「キャリアを向上させたい」という目標に対しては、
次のようなステップを設定します。
・新しい資格を取得するための勉強計画を立てる
・職場でリーダーシップを発揮するプロジェクトに参加する
・ネットワーキングイベントに参加し、
業界の最新情報を収集する
キャリアアップのためには、目標設定と共に、
自己成長のための計画を具体化することが重要です。
例えば、「毎月1冊の専門書を読む」
「業界セミナーに参加する」など、
具体的な学習計画を立てることで、
継続的な成長を実現できます。
3. 人間関係の改善
「人間関係を良好に保ちたい」という目標に向けては、
以下のような具体的な行動を考えます。
・週に一度、友人や家族と時間を過ごす
・他者を褒める習慣を持つ
・違う意見を持つ人との対話を大切にする
人間関係の改善には、
コミュニケーションの質を高めることが重要です。
例えば、相手の話に耳を傾け、
共感的な態度で接することで、信頼関係が深まります。
また、意見の違いを尊重し、
建設的な対話を心がけることで、より良い関係が築けます。
アドラー心理学の「目的論」は、
未来の目標に向かって行動することで、
自己成長と幸福を追求するための有力な手法です。
具体的な目標を設定し、それを小さなステップに分解し、
ポジティブな自己対話を行いながら進むことで、
目標達成への道のりがより明確になります。
日常生活にこの方法を取り入れ、
自分らしい充実した人生を築いていきましょう。
あなたの成功と幸福を心から願っています。