インナーチャイルドを改善する療法の種類名とその内容

　
インナーチャイルドの癒しは、
心の健康と自己成長において重要な役割を果たします。

今回は、インナーチャイルドセラピスト
「やましん」が心理セラピストの視点から、
ンナーチャイルドを改善するための
様々な療法とその内容をご紹介します。

　

心理療法は、インナーチャイルドの
癒しに効果的なアプローチの一つです。

特に注目されている療法として、

「内観療法」
と
「ゲシュタルト療法」があります。
　
　
・「内観療法」とは？
　
「内観療法」は日本で生まれた独自の心理療法です。

この療法では、自分の過去を振り返り、
特に両親や周囲の人々から受けた恩恵に焦点を当てます。

具体的には、
　
・「親や周囲の人々からしてもらったこと」
・「親や周囲の人々にして返したこと」
・「親や周囲の人々に迷惑をかけたこと」

の3つの項目について深く心の内側を覗きます。

自分の心の奥底に語りかけることで
幼少期の自分を客観的に見つめ直し、
自己理解を深めることができます。
　
例
幼い頃に親から受けた愛情や支援を思い出すことで、
自己肯定感が高まり、
インナーチャイルドの癒しにつながります。

自分が周囲に与えた影響を振り返ることで、
自己責任感が育ち、
より健全な人間関係を築く基礎となります。
　
　
・「ゲシュタルト療法」とは？
　
「ゲシュタルト療法」の特徴は
「今、ここ」に焦点を当てます。

世の中で最もポピュラーな心理療法でもあります。

過去の未解決の問題を現在の視点から再体験し、
新たな気づきを得ることで、
インナーチャイルドの癒しを促進します。

この療法の特徴的な技法として
「空椅子技法」があります。

空椅子技法では、
目の前にある空の椅子に
幼少期の自分や重要な他者を想像し対話を行います。
　
例
心の奥底に存在する、幼い頃の自分に向かって
「あなたは十分に愛されている」と語りかけたり、
親に対して言えなかった感情を表現したりします。

この過程で、内なる子どもの声に耳を傾け、
抑圧された感情を解放することができます。

これらの療法は、
専門家のガイダンスのもとで行われることが多いですが、
自己理解を深める良い機会となります。

定期的なセッションを通じて、
徐々に自己受容と自己成長が促進されていきます。
　
　

　
インナーチャイルドの癒しには、
心だけでなく身体にも
アプローチすることが効果的です。

注目されている療法として、
「ソマティック・エクスペリエンス」
と
「オステオパシー」があります。
　
　
・「ソマティック・エクスペリエンス」とは？
　
「ソマティック・エクスペリエンス」は
トラウマの癒しに特化した身体へのの療法です。

この療法では、身体感覚に注目し、
トラウマによって凍結した
身体の反応を徐々に解放していきます。

具体的には、安全な環境で緊張や
不安を感じる身体の部位に意識を向け、
そこでの感覚の変化を観察します。

例
胸の締め付けを感じる場合、
その感覚に注目し、どのような形や色、
温度があるかを探ります。
その感覚が変化していく過程を見守ります。

この過程で、身体に蓄積された
ストレスやトラウマが解放され、
インナーチャイルドの癒しにつながります。

　
・「オステオパシー」とは？
　
オステオパシーは、身体の緊張を解放することで、
心理的なストレスやトラウマの解消を目指します。

身体のバランスを整えることで、
心のバランスも整えられる
という考え方に基づいています。

オステオパシーの施術では、
優しい手技を用いて身体の緊張を解きほぐします。
　
例
肩や背中の緊張を解放することで、
そこに蓄積されていた感情的な
ストレスも同時に解放されることがあります。

頭蓋骨や内臓の調整を通じて、
自律神経系のバランスを整えることで、
心理的な安定にもつながります。

これらの身体を通じたアプローチは、
言葉では表現しきれない感情や
記憶にアクセスする手段として有効です。

特に、幼少期のトラウマは
身体に深く刻み込まれていることが多いため、
身体を通じたアプローチが効果的です。
　
　

　
インナーチャイルドの癒しには、
創造的な表現を用いるアプローチも効果的です。

注目されている療法として、
「サンドプレイセラピー」
と
「ドラマセラピー」があります。
　
　
「サンドプレイセラピー」とは？

砂箱と小さなフィギュアを使って
自由に世界を作り出す療法です。

言葉で表現するのが難しい内なる感情や経験を、
砂と玩具を通じて表現することで、
ンナーチャイルドの声を引き出します。

具体的には、
クライアントは砂箱の中に自分の内面世界を表現します。

例
幼少期の思い出の場所を再現したり、
現在の人間関係を象徴的に表現したりします。

その過程で、無意識の内容が砂箱の中に投影され、
それを通じて自己理解が深まります。

セラピストは、クライアントが
作り出した世界を共に観察し、
そこに表れたシンボルや
物語について対話を行います。

この対話を通じて、
インナーチャイルドの感情や
欲求が明らかになり、
癒しのプロセスが促進されます。
　
　
・「ドラマセラピー」とは？

「ドラマセラピー」は、演劇の手法を用いて
自己表現や自己探求を行う療法です。

役を演じることで、普段の自分から離れ、
インナーチャイルドの視点を体験することができます。

例えば、幼少期の自分を演じることで、
その時の感情や欲求を再体験します。

また、重要な他者（親や教師など）の役を演じることで、
新たな視点から自分の経験を見つめ直すことができます。

さらに、理想の自分や未来の自分を演じることで、
新たな可能性を探ることもできます。

ドラマセラピーのセッションでは、
即興劇、ロールプレイ、
物語の創作などさまざまな手法が用いられます。

これらの活動を通じて、感情の表現、
自己理解、対人関係スキルの向上などが促進されます。

これらの創造的アプローチは、
遊び心を持って取り組むことができ、
楽しみながらインナーチャイルド
の癒しを進められる点が特徴です。

言葉による表現が難しい場合でも、
創造的な活動を通じて
自己表現することができるため
幅広い年齢層や背景を持つ人々に適用できます。
　
　

　
　
　

　

　

この記事を書いた人

やましん

■主な経歴：
幼少時代は親から言葉の虐待を受け続け「自分には価値が無い」と信じ込む。
中学時代は心と体に違和感を感じ毎日お腹を壊していた。
おそらく気付いていないうちに自立神経を衰弱。
しんどい自分の価値観をや思い込みを変えたくて、自己変革を学ぶために
経営コンサル会社⇒採用・教育コンサル会社で勤務。
社会に出て見事にうつ状態になり、通院を行いながら数々の心理セミナー、
脳科学セミナーを受講し、自己価値観の書き換えを成し遂げる。
人材教育の講師として100社以上でセミナー開催。
インナーチャイルド癒しコーチ登壇＆指導カウンセリング相談5000名以上。

・インスタグラム
https://www.instagram.com/yamashin77

・X（twitter）
https://twitter.com/hgppc348