「~しなければならない感情」はどこから生れるの?(インナーチャイルド)
あなたは「~しなければならない病」に襲われていませんか?
「~しなければならない」という意識で
あなたは洗脳されていませんか?
今回は、インナーチャイルドセラピスト「やましん」が
「~しなければならない」と
インナーチャイルドの関係性について解説いたします。
1.「~しなければならない感情」とは?
2.インナーチャイルドとは?傷ついた心の声
3.「~しなければならない」感情はどこから生まれるのか?
4. インナーチャイルドと「~しなければならない」感情の関係性
5.まとめ
インナーチャイルドと「~しなければならない感情」
の関係性についてご説明いたします。
まず、「~しなければならない」という感情は、
自己や他人からの期待や
要求に対するプレッシャーから生まれます。
・お姉ちゃんたら我慢をしなければいけない
・人前ではハキハキ話さないといけない
・正解を言わないといけない
・会社の数字を上げなkれば自分の価値は無い
・きちんとした人生を歩まなければいけない
そうです。
人はしなければいけないと
勝手に自分を洗脳してしまっています。
しなければいけないという言葉は
自分を責める言葉です。
自分に制限を作ってしまう恐ろしい言葉です。
しなければいけないと思い必要などないのです。
ではなぜ?多くの人は
「~しなければいけない」
となぜ人は感じてしまうのでしょうか?
それは幼少の頃からの成長の経験則からの記憶情報が
今のあなたを作っています。
両親から「きちんとしなければいけない」
「勉強しなければいけない」
常に言われて育った人は、
「~している人が正義で、
~してない人が悪」と潜在意識が刷り込まれています。
何かをして結果を出した後こそ正義なんだと。
この潜在意識が長年の経験から刷り込まれており、
大人になった時に自分自身を
責めるようにしなければいけないというマインドが動き出すのです
特に日本の文化では、「~しなければならない」という感情は、
社会的な規範や期待から強く影響を受けます。
こうした感情が強すぎると、ストレスや不安を引き起こし、
精神的な負担となってしまいます。
「~しなければならない」感情は、
幼少期の経験や育てられ方が影響しています。
インナーチャイルドとは、
心の奥深くに存在する、幼少期の自分自身のことです。
幼い頃の経験は私たちの心の土台を形成します。
愛され、認められ、
安心して過ごせた子供時代であれば、
心の土台は安定し、
大人になっても自信を持って生きていくことができます。
しかし、十分な愛情を受けられなかったり、
否定的な経験を繰り返したりした場合、心の傷が残り、
それがインナーチャイルドとして
大人になっても影響を及ぼすことがあります。
例えば、親から常に「もっと頑張りなさい」
とプレッシャーをかけられていた子供は、
「自分はダメな人間だ」
「もっと努力しなければ」
という思いを心の奥に抱え込みます。
この負の感情が、大人になっても
「~しなければならない」
という強い義務感を生み出すのです。
「~しなければならない」感情は
インナーチャイルドのSOSとも言えます。
「~しなければならない」感情は、
インナーチャイルドが抱える不安や恐れ、
そして満たされない欲求が形を変えて現れたものです。
以下が「~しなければならない」を芽生えさせる原因です。
承認欲求:
幼少期に十分な承認を得られなかった人は、
「人に認められなければいけない」という強い思いを抱き、
常に周囲の評価を気にするようになります。
完璧主義:
「完璧でなければダメだ」という思いは、
少しでもミスをすると
自己肯定感が大きく下がる状態を引き起こします。
孤独感:
愛情不足を経験した人は、
「愛されるためには〇〇しなければならない」
という条件付けを行い、
常に誰かに認めてもらおうとします。
これらの感情は、
幼い頃の自分が抱えていた不安や寂しさ、
そして満たされなかった
愛情への渇望を表していると言えるでしょう。
インナーチャイルドが抱える負の感情は、
大人になっても私たちを縛り続け、
以下のような負のサイクルを生み出します。
「~しなければならない」と感じる
完璧を求めすぎてしまい、ミスを恐れる。
ミスをすると自己肯定感が下がり、
さらに「~しなければならない」と追い込む。
ストレスや不安を感じ、心身に不調をきたす
このサイクルから抜け出すためには、
まず自分の心の奥底に目を向けて
幼少期の経験を振り返ることが大切です。
そして、その経験を否定したり、
美化したりすることなく、
ありのままに受け入れることが重要です。
<解決策と対処法>
方法1: インナーチャイルドとの対話
まず、自分自身と対話することで
インナーチャイルドを癒すことができます。
瞑想やイメージングを用いて、
心の中の幼い自分と対話し、
その感情を受け入れることが大切です。
感情を言葉にして表現することで、
心の中の葛藤を解消することができます。
例えば、静かな場所で目を閉じて、
自分の内なる子どもに
「今、どんな気持ち?」と問いかけることで、
感情を理解し、受け入れることができます。
方法2: 自己肯定感の向上
自己肯定感を高めることも重要です。
ポジティブな自己対話を行い、自分自身を認める練習をしましょう。
例えば、毎日自分の良い点や成功体験を書き出し、
自分を肯定する習慣を持つことが効果的です。
これにより、自己評価が高まり、
ストレスや不安を軽減することができます。
例えば、「今日は上司に褒められた」
「新しいプロジェクトが成功した」など、
自分の成果を記録することで、
自信を持ちやすくなります。
方法3: 専門的なサポートの利用
カウンセリングやセラピーを受けることも有効です。
専門家のサポートを受けることで、過去のトラウマを克服し、
インナーチャイルドを癒す手助けを得ることができます。
カウンセリングセッションを通じて感情や思考を整理し、
過去の経験を乗り越えることができます。
具体的には、トラウマ治療専門のカウンセリングや、
認知行動療法を受けることで、
過去の経験と向き合い、健全な自己評価を取り戻すことができます。
(ちなみにやましんはインナーチャイルドとの対話を得意としたセラピーです)
「~しなければならない」という感情は、
幼少期の経験やインナーチャイルドが大きな影響を与えています。
インナーチャイルドを理解し、適切に対処することで、
この感情を和らげ、ストレスや不安を軽減することができます。
自己対話、自己肯定感の向上、専門的なサポートの利用など、
具体的な対処法を取り入れることで、心の安らぎを得ることができます。
「~しなければならない」感情ではなく、
しても、しなくてもどちらでも良い。
自分ができることに集中して全力尽くすだけです。
そう思える思考を手に入れると
心が安定してきます。