スキーマ療法の具体的な流れ




心がしんどくなる、
自分が嫌いなどの原因はあなたのスキーマが要因の可能性があります。
本記事では、インナーチャイルドセラピスト「やましん」が、
心を軽くする心理学的アプローチ
「スキーマ療法の基本とその重要性」の解説と
改善する方法を詳しく解説します
1.スキーマ療法の基本とその重要性
2.スキーマの発見と認識の方法
3.スキーマを変えるための実践方法
4.まとめ
スキーマ療法とは、幼少期から青年期にかけて形成された
ネガティブな信念や思考パターンを見つけ出し、
それを健全なものに変えていくことを目的とした心理療法です。
インナーチャイルドを改善する手法でもあります。
ではスキーマとはなんでしょうか?
スキーマとは、私たちが日常生活で
どのように自分や他者、そして世界を理解し、
どういったことに心が反応するかで
大きく心への感情影響を与える無意識の枠組みです。
例えば、子供の頃に親から
十分な愛情を受けられなかった場合、
「自分は愛される価値がない」という
スキーマが形成されることがあります。
このようなスキーマは、成長してからも
人間関係や自己評価に
深刻な影響を及ぼすことがあります。
スキーマ療法では、こうした
ネガティブなスキーマが現在の問題や、
困難にどのように繋がっているのかを理解し、
それを変えるための具体的なアプローチを提供します。
スキーマがどのように形成され、
どのように私たちの行動や、
感情に影響を与えているのかを明らかにすることが、
この療法の重要な第一歩です。
スキーマ療法は特に、
長期的な心理的問題やトラウマを
抱えている人々に有効であり、
過去の体験が現在の生活にどのように
影響しているのかを解明し、
そこから回復していくプロセスとなります。
スキーマを発見するための第一歩は、
自分の感情や行動パターンに注意を向けることです。
特に、日常生活で繰り返し経験するネガティブな
感情や行動に注目することが重要です。
例えば、職場や家庭で何度も
「自分は無価値だ」と感じる場合、
それは「欠陥感」のスキーマが根底にある可能性があります。
また、友人やパートナーとの関係で、
「いつも見捨てられるのではないか」という不安が強い場合、
「見捨てられ感」のスキーマが影響しているかもしれません。
スキーマを認識するためには、
日記を活用することが効果的です。
毎日の出来事や、その際に感じた感情を書き留めることで、
自分の感情のパターンや、
どのような状況で特定の感情が
引き起こされるのかを振り返ることができます。
さらに、セラピストの助けを借りて、
質問票やインタビュー形式で
自分のスキーマを明らかにすることも有効です。
これらの方法を通じて、
自分が持つネガティブなスキーマに気づくことが、
スキーマ療法の重要なステップとなります。
一度スキーマを認識すると、
そのスキーマが現在の行動や感情にどのように
影響を与えているのかを理解することができます。
そして、自分のスキーマに気付くだけで
これまで漠然としかなった自分の感情の原因が認識するので
心が楽になります。
スキーマの理解として、
例えば、「見捨てられ感」のスキーマが強い人は、
他人との関係で過度に依存的になったり、
逆に相手を遠ざけようとする
傾向があるかもしれません。
これらの行動が実際には、
スキーマによるものだと理解することで、
問題解決への道が開かれるのです。
スキーマ療法の最も重要なステップは、
ネガティブなスキーマを修正し、
より健康的な思考パターンを形成することです。
これには、まずスキーマに対して挑戦的な
質問を投げかけることが含まれます。
例えば、「本当に自分は無価値なのか?」と自問することで、
スキーマに基づく信念が必ずしも
事実ではないことを認識することができます。
このように、自分の持つスキーマを
客観的に見つめ直すことで、
スキーマに基づく自動的な
反応を変えていくことができます。
さらに、セラピストの指導のもとで、
さまざまな技術を用いることが効果的です。
例えば、「イメージワーク」という技法では、
過去のトラウマを再体験し、
それに対して新しい解釈を試みることで、
スキーマの修正を促します。
また、「認知再構成」という技術を用いて、
ネガティブな思考パターンを
ポジティブなものに置き換えることも有効です。
これにより、スキーマが引き起こす
自動的な反応を意識的に変えることができ、
日常生活でより健康的な
行動をとることができるようになります。
また、スキーマ療法では、
日常生活で新しい行動パターンを
試みることも推奨されます。
例えば、他人に対してより
assertive(自己主張的)な態度をとることで、
「見捨てられ感」のスキーマに挑戦することができます。
このような新しい行動パターンを繰り返すことで、
徐々にスキーマを修正し、
よりポジティブな自己イメージを
形成していくことが可能になります。
スキーマ療法は、
過去の経験によって形成された
ネガティブな思考パターンを変えるための強力なツールです。
スキーマを発見し、それを認識し、
変えるための具体的な方法を学ぶことで、
心理的な回復が可能になります。
スキーマ療法を日常生活に取り入れることで、
自分自身をより深く理解し、
健全な人間関係を築くための力を
育むことができます。
この療法は、自己成長を
目指すすべての人にとって有益であり、
より豊かで前向きな人生を送るための大きな助けとなるでしょう。
スキーマ療法を実践し、自己理解を深めることで、
過去のトラウマや感情的な傷を癒し、
未来に対する希望と自信を育んでいきましょう。
ちなみに私もかなり深く大きなスキーマがありました。
自分自身のスキーマに気付くことで
今はかなり改善して起業家としてやっていますよ!
自由になっています!