今を受け入れるだけでストレスが激減!
私たちの日常生活には、様々なストレスが潜んでいます。
しかし、「今」を受け入れる姿勢を持つだけで、
驚くほどストレスを軽減できることをご存知でしょうか?
今回は、インナーチャイルドセラピスト
「やましん」が心理セラピストの視点から、
「今」を受け入れることがなぜストレス軽減につながるのか?
その理由と実践方法についてご紹介します。
1. 「今」を受け入れるとは?
2.共依存とは?
3.依存と共依存がもたらす影響
4.まとめ
「今」を受け入れるということは、
現在の状況や感情をありのままに認識し
心を抗わずに受け止めることです。
今の起こっている現実に反抗せずに
素直に今の現実を認めることです。
これは、マインドフルネスの
考え方と密接に関連しています。
マインドフルネスとは、
「今、この瞬間の感情」あるいは「できごと」を
事実としてありのまま受け止めることを指します。
例えば、仕事で失敗してしまったとき、
多くの人は
「なぜ自分はこんなミスをしたのだろう」
と自分を責めがちです。
しかし、「今」を受け入れる姿勢では、
「失敗してしまった。でも、それは過去のこと。
今の自分にできることは何だろう」と考えます。
ポジティブ思考とも言えますね。
この姿勢は、心の在り方を過去の後悔や
未来の不安に囚われることなく、
現在に焦点を当てることを可能にします。
見る視点を過去でも未来でもなく、
「今」にするのです。
そうすることで不必要なストレスを軽減し、
より効果的に問題に対処できるようになります。
「今」を受け入れることは、
決して現状に甘んじることではありません。
むしろ、現在の状況を冷静に受け止め、
そこから前向きに行動するための基盤となるのです。
ただ、間違えないでください。
今が悲惨で心がつぶれそうな状況を受けれる
とは意味が違います。
心が潰れてしまっては遅いのです。
心が潰れそうなときは
「今」を受けれるのではなく
「今」から逃げる視点も大切です。
「今」を受け入れることが
ストレス軽減につながる理由は、
主に以下の3つが挙げられます。
①過去や未来への執着から解放される
「今」に集中することで、
過去の後悔や未来の不安に
囚われる時間が減ります。
これは、セルフモニタリングの考え方とも通じます。
自分の現在の状況やストレッサー、
感情を客観的に観察することで、
不必要な心配や後悔から解放され、
心理的な負担が軽くなります。
②自己受容が高まる
現在の自分をありのまま受け入れることで、
自己肯定感が高まります。
これは、セルフコンパッションの
考え方と密接に関連しています。
自分自身に対して思いやりや優しさを向けることで、
自己批判や自己否定が減少し、
ストレスに強くなります。
③問題解決力が向上する
「今」に焦点を当てることで、
現在の状況を客観的に見られるようになります。
これにより、問題の本質を見極め、
効果的な解決策を見出しやすくなります。
「今」を受け入れる姿勢は、
ストレスの根源である不安や焦りを和らげ、
心の安定をもたらします。
この心の安定が、
さらなるストレス軽減につながっていくのです。
心を安定に保つ第一の行動が
「今」を受け入れることなのです。
「今」を受け入れる習慣を身につけるには、
以下のような方法が効果的です。
①感情を書き出す(ジャーナリング)
毎日20分程度、その日の感情や
出来事を素直に紙に書き出してみましょう。
これは「書く瞑想」とも呼ばれ、
自分の中にあるもやもやとした感情を視覚化し、
客観的に理解することができます。
これにより、自分の感情を
客観的に捉えられるようになり、
ストレスが軽減されます。
②深呼吸とマインドフルネス
腹式呼吸を意識しながら、
今この瞬間の自分の呼吸や
身体の感覚に集中する時間を作りましょう。
これにより、「今」に意識を向けやすくなります。
マインドフルネス瞑想の一種である
慈悲の瞑想も効果的です。
自分自身や他者に対して
幸せを願う言葉を唱えることで、
思いやりの気持ちを育むことができます。
③「今できること」に注目する
問題に直面したとき、
「これからどうするか」だけを
考えて行動することを心がけましょう。
過去や他人に執着せず、
現在の自分にできることに焦点を当てることで、
ストレスを軽減できます。
④趣味の時間を作る
好きなことに没頭する時間を作ることで、
自然と「今」に集中できます。
趣味に没頭している間は、
ストレスを感じるような
嫌なことを考える余裕がなくなります。
これは、ストレス解消型(気晴らし型)コーピングです。
⑤スージングタッチを実践する
ストレスを感じた時に自分の体に触れることで
心を落ち着かせるケアを行いましょう。
・手を胸に当てる
・優しく腕を撫でる
・両手で頬を優しくさする
・腕を交差させて自分を抱きしめる
などの方法があります。
これらの行動とともに、
心の中で自分をいたわるような
言葉をかけることも効果があります。
毎日頑張っている自分を
「よく私は頑張っているね」
「最高だよ!」
と褒めてあげましょう。
これらの方法を日常生活に取り入れることで、
徐々に「今」を受け入れる姿勢が身についていきます。
今頑張っている自分を褒めてあげて、
今の自分を認めるのです。
自己肯定感が高い人は
「今」だけを見ています。
過去も未来も見ません。
「今」をどう生きるかで未来が変わります。
「今」を見て、ストレスコントロール力を高めることは、
社会人基礎力の一つとしても重要視されています。
もちろんしんどい時は
「しんどい」と叫びましょう。
それも「今」を生きる大切な行動です。
意識を常に「今」に向ける思考を
継続的に実践することで
「今」を認めて、
自分らしい未来が訪れる行動を
自然と取れる様になりますよ。