達成しても心がワクワクしない心理とインナーチャイルドの関係
目標を達成しても喜びを感じられない
今を楽しめない。
すぐに次の目標へのプレッシャーが来る。
そんな経験をされているかもしれません
今回は、インナーチャイルドセラピスト
「やましん」がワクワクしない心理とインナーチャイルドの関係の
解説と改善方法とお伝えします。
1.達成感が得られない理由とインナーチャイルド
2.インナーチャイルドとの対話方法
3.インナーチャイルドを癒す日常的な実践
4.まとめ
目標を達成したのに心がワクワクしない理由の一つに、
インナーチャイルド(IC)の存在があります。
インナーチャイルドとは、
私たちの心の中に存在する「内なる子供」のことです。
この「内なる子供」は幼少期に感じた過去の経験や感情を
深層意識の中で保持しており、現在の私たちの行動や
感じる感情に大きな影響を与えています。
例
幼少期に親から
「もっと頑張りなさい」と常に言われ続けた場合
インナーチャイルドは
「どんなに頑張っても認められない」
という思い込みを持つ可能性があります。
そして、大人になって目標を達成しても、
心の奥底では「これでも足りない」と感じてしまい、
本当の喜びを味わえないことがあるのです。
また、インナーチャイルドが過去のトラウマや
否定的な経験を抱えている場合、
それが現在の達成感を阻害することもあります。
例
学生時代にテストで良い点数を取っても
親に褒められなかった経験があると、
大人になっても仕事で成果を上げても
「これくらいで喜んではいけない」
と自分を抑制してしまうかもしれません。
無意識にそう感じてしまうのです。
さらに、インナーチャイルドが安全や安定を求めるあまり、
新しい挑戦や成長を恐れる場合もあります。
失敗をすると怒られてしまうので
なら、挑戦をしない方が傷つかないという心理です。
目標を達成しても
「これ以上頑張ると失敗するかもしれない」という不安が生じ、
達成感を十分に味わえないことがあるのです。
改善策としては、インナーチャイルドの声に
耳を傾けることで、なぜ達成感が得られないのか?と、
その根本的な原因を理解することができます。
自分の内なる子供と向き合い、
その気持ちを受け止めることが、
真の達成感を味わうための第一歩となるのです。
インナーチャイルドとの対話は、
自己理解を深め、
達成感を得るために重要な手段です。
ここでは、具体的な対話の方法をご紹介します。
①静かな場所で目を閉じリラックス
静かな場所で深呼吸をしてリラックスします。
そして、心の中で幼い頃の自分をイメージしてみてください。
その子供に
・「今どんな気持ちなの?」
・「何を恐れているの?」
と優しく問いかけてみましょう。
例
目標を達成しても喜べない自分に対して、
インナーチャイルドが、
・「認められたい」
・「愛されたい」
という気持ちを持っていることに気づくかもしれません。
このような気持ちを受け止め、
・「あなたはそのままで十分素晴らしい」
・「あなたの存在自体に価値がある」
と幼少の頃の自分へ伝えることが大切です。
具体的な対話の例として、
以下のようなやり取りを想像してみてください。
あなた:「こんにちは、小さな私。今、どんな気持ちなの?」
インナーチャイルド:「怖いの。頑張っても誰も褒めてくれないから。」
あなた:「そうだったんだね。
でも、今の私はあなたの頑張りを知っているよ。あなたは十分頑張ったんだよ。」
インナーチャイルド:「本当?でも、もっと頑張らなきゃダメなんじゃない?」
あなた:「いいえ、あなたはそのままで十分素晴らしいんだよ。
あなたの存在自体に価値があるんだ。」
「あなたはそのままで100%完璧なんだよ。」
「何か出来ても、出来なくてもあなたは100%の価値があるんだよ。」
このような対話を通じて、
インナーチャイルドの不安や恐れを理解し、
受け入れることで、
現在の自分も含めて全体的に受容できるようになります。
そうすることで、
目標達成時により純粋な喜びを感じられるようになるのです。
自分との対話で自分を認めて癒して愛するという行為です。
インナーチャイルドを癒し、
達成感を十分に味わうためには、
日常的な実践が重要です。
ここでは、簡単に取り入れられる方法をいくつかご紹介します
①自己肯定のアファメーション
毎日鏡を見ながら
「あなたは素晴らしい」
「あなたの努力は価値がある」
などの言葉を自分に向けて語りかけてみましょう。
最初は照れくさく感じるかもしれませんが、
継続することで自己肯定感が高まります。
具体的には、朝起きたときや夜寝る前に、
鏡の前で5分間、
自分に向けて肯定的な言葉をかけるのがおすすめです。
②小さな成功を祝う
大きな目標だけでなく、
日々の小さな達成にも注目し、
自分を褒めることを習慣にしましょう。
例
・予定通り起床できた
・健康的な食事を選んだ
些細なことでも自分を認めることが大切です。
これらの小さな成功を
日記に書き留めるのも効果的です。
毎日3つの「小さな成功」を書き出し、
それぞれに対して
自分を褒める言葉を添えてみましょう。
③楽しみの時間を作る
インナーチャイルドは
遊びや楽しみを求めています。
大人になっても、
時には子供のように遊ぶ時間を設けることで、
心が癒されます。
好きな趣味に没頭したり、
友人と楽しく過ごしたりする時間を
意識的に作りましょう。
例
週に1回、2時間ほどを
「インナーチャイルドの時間」として設定し、
その時間は純粋に自分が楽しいと感じることだけをする、
④身体的なケア
インナーチャイルドは
身体感覚とも密接に結びついています。
ヨガやストレッチ、深呼吸などのボディワークを通じて、
身体をリラックスさせることで、
心も落ち着きます。
毎日10分でも、
自分の身体に意識を向け、
優しくケアする時間を持つことで、
インナーチャイルドも安心感を得られるでしょう。
これらの実践を通じて、
インナーチャイルドの欲求を満たし、
自己肯定感を高めることで、
目標達成時により深い喜びと
達成感を感じられるようになります。
大切なのは、これらの実践を無理なく続けることです。
いきなり難しいことや数多くをこなすことが
習慣化できなくて
途中で止めてしまいます。
小さな一歩から始めて、
徐々に自分に合ったやり方を見つけていきましょう。
インナーチャイルドと共に成長です。
目標を達成しても心がワクワクしないという悩みは、
多くの方が経験するものです。
しかし、インナーチャイルドの存在を理解し、
適切に向き合うことで、
より充実した達成感を味わうことができます。
自分自身のインナーチャイルドとの対話を通じて、
自分の内なる不安や恐れを理解し、
受け入れることが大切です。
日常的な実践を通じて、自己肯定感を高め、
インナーチャイルドを癒していくことで、
目標達成時により純粋な喜びを感じられるようになります。
具体的には、自己肯定のアファメーション、
小さな成功の祝福、楽しみの時間の創出、
身体的なケアなどを
日々の生活に取り入れていくことが効果的です。
これらの実践は、一朝一夕で結果が
出るものではありませんが、
継続することで徐々に変化が現れてきます。
インナーチャイルドとの関係性を築くことは、
単に達成感を得るだけでなく、
人生全体をより豊かにする可能性を秘めています。
インナーチャイルドの声に耳を傾けることで、
自分の本当の欲求や価値観に気づき、
より自分らしい人生の選択ができる可能性も高まります。
なりより毎日が生きやすくなります。
忘れないでください。
あなたの存在自体に価値があり、
今の状態で100%完璧なのです!
あなたの努力は常に意味があるのです。
インナーチャイルドと共に成長し、
自分自身を受け入れることで、
人生はより豊かで満足度の高いものになっていくでしょう。
目標達成後も、次の目標に向かって
歩み続けることも大切ですが、
同時に現在の自分を認め、
愛することも忘れないでください。
インナーチャイルドと手を取り合って歩む人生は、
より深い達成感と喜びに満ちたものになるはずです。
素晴らしい人生を!