まだ起きていない、先の見えない恐怖や不安に負けそうな時
「まだ何も起きていないのに、なぜか不安になる」
「将来のことを考えると怖くて行動できない」
このような感情を抱えたことはありませんか?
多くの人が、まだ起きていない
未来の出来事を想像して不安を感じています。
仕事、お金、将来、人間関係、健康など、
真実として言えることは、
その不安の多くは
「実際にはまだ起きていないこと」です。
しかし人の心は、
とても不思議な仕組みを持っています。
想像しただけの未来でも、
脳はそれを現実の危険のように
感じてしまうのです。
本記事では、インナーチャイルドセラピスト「やましん」が、
心理カウンセラーの視点から
まだ起きていない、先の見えない恐怖や不安に負けそうな時
心がしんどい時の解消法をご紹介します。
1.人は「まだ起きていない未来」をなぜ怖がるのか
2.未来の不安が強くなる人の心理パターン
3.未来の恐怖を乗り越えた実際の改善事例
4. まとめ

人が未来の不安を感じるのは、
決して弱いからではありません。
むしろ、人間が持つ「想像力」と
「危険を避ける本能」が関係しています。
「防衛」という潜在意識でもあります。
人の脳は、危険を予測して
自分を守ろうとする働きを持っています。
これは太古の昔から続く生存本能であり、
「危険を先に予測することで生き延びてきた」
人類の仕組みなのです。
例えば、昔の人が森を歩いているとき、
「もしかしたら猛獣がいるかもしれない」
と想像することで警戒し、
生き残る確率が高まりました。
この仕組みは現代でも同じように働きます。
ただし、現代社会では猛獣の代わりに
「未来の出来事」が危険として認識されます。
例えば次のような思考です。
・仕事で失敗するかもしれない
・人に嫌われるかもしれない
・将来お金に困るかもしれない
・病気になるかもしれない
このような「かもしれない未来」を想像すると、
脳はそれを本当の危険のように感じてしまいます。
すると体は緊張し、
心は不安でいっぱいになるのです。
しかし、ここで重要なことがあります。
それは、不安の多くは
「事実ではなく想像」であるということです。
心理カウンセリングの現場でも、
多くの方が「まだ起きていない未来」
に心を支配されています。
しかし話を丁寧に聞いていくと、
実際には何も起きていないケースが非常に多いのです。
つまり、不安の原因は「未来そのもの」ではなく、
「未来についての想像」なのです。
この仕組みを理解するだけでも、
不安との向き合い方が少し変わってきます。
まず、不安を作り出しているのは
自分自身の心(思考)であるということです。
(心理学の視点)
同じ未来でも、不安を強く感じる人と
そうでない人がいます。
その違いは「考え方(認知)のパターン」にあります。
心理学では、
人の思考のクセを「認知」と呼びます。
そして不安が強い人には、
いくつか共通した認知パターンがあります。
その一つが「最悪の未来を想像してしまう思考」です。
心理学ではこれを「破局的思考」
と呼ぶことがあります。
例えば次のような考え方です。
・上司に注意された
→ 仕事を辞めることになるかもしれない
・人の反応が冷たい
→ 嫌われているに違いない
・不安を感じる
→ きっと悪いことが起きる
このように、一つの出来事から
どんどん悪い未来を想像してしまうのです。
もう一つの特徴は、
「未来をコントロールしたい気持ち」が強いことです。
人は本来、先が見えると安心します。
予定が決まっていたり、
結果が予測できたりすると心が落ち着くのです。
しかし未来は完全に
予測することができません。
そのため、未来を
コントロールできないと感じるほど、
不安は大きくなります。
ここで心理学者アドラーの考え方が参考になります。
アドラー心理学では、
人は出来事そのものではなく
「その出来事にどんな意味をつけるか」
で感情が変わると言われています。
有名な「意味づけ」という心理学です。
例えば同じ状況でも、
「失敗したら終わりだ」
と考える人は強い不安を感じます。
一方で、
「失敗しても学びになる」
と考える人は、恐怖が少なくなります。
つまり、不安の大きさは未来ではなく
「未来の解釈」によって変わるのです。
このことに気づくと、
未来の不安に対して
少し冷静に向き合えるようになります。
あなたの思考の癖を修正改善すると、
普段の生き方が楽になるということです。
ここで、心理カウンセリングで
実際によく見られる改善事例をご紹介します。
40代の女性Aさんは、
将来への強い不安を抱えていました。
特に仕事と老後についての心配が大きく、
夜になると考え込んでしまい
眠れないことも多かったのです。
Aさんの頭の中では、
次のような考えが繰り返されていました。
「このまま仕事を続けられなかったらどうしよう」
「将来お金がなくなったらどうしよう」
「一人になったら生きていけないかもしれない」
しかし、実際には仕事も続いており、
大きな問題が
起きているわけではありませんでした。
カウンセリングではまず、
「本当に起きていること」と
「想像していること」を整理していきました。
すると、不安のほとんどが
「未来の想像」であることが見えてきたのです。
そこで次のような習慣を取り入れました。
・1つ目は「今できることに集中すること」です。
未来のことを考えすぎたときは、
「今日は何ができるか」に
意識を戻す練習をしました。
・2つ目は「できたことを書き出す習慣」です。
小さなことでもいいので、
毎日できたことを3つ書くようにしました。
例えば、
・仕事を最後までやりきった
・家事をこなした
・30分散歩をした
このような小さな成功を積み重ねることで、
「自分は大丈夫かもしれない」
という感覚が少しずつ生まれてきました。
数週間後、Aさんはこう話してくれました。
「未来を考えて怖くなる時間が減り、
今日を生きている感じがします」
不安が完全になくなったわけではありません。
しかし、不安に
振り回されることは少なくなったのです。
人間は不安を完全に取り除くことは
不可能です。
心理学では、
「思考を変えるより行動を変える方が早い」
と言われることがあります。
小さな行動が、
心の安心感を少しずつ育てていくのです。
人はどんなに焦っても
自分ができることしかできません。
人生を安心してい生きている人は
「自分が今できることを」愚直に行っている人です。
1つ1つ、1歩1歩、1分、3分、5分でも、
今できることをやるしかありません。
まだ起きていない未来に不安を感じるのは、
人としてとても自然な心の働きです。
むしろそれは、
自分を守ろうとする脳の機能でもあります。
しかし、その不安の多くは
「まだ起きていない出来事」によって作られています。
未来はまだ決まっていません。
今の行動によって、
未来は少しずつ変わっていきます。
もし未来の不安に
押しつぶされそうになったときは、
次のことを思い出してみてください。
・不安の多くは想像から生まれている
・未来はまだ確定していない
・今できる小さな行動が未来を変える
人は未来を完全に
コントロールすることはできません。
しかし、「今の選択」はいつでも
自分で決めることができます。
その小さな一歩の積み重ねが、
やがて未来への安心感へとつながっていくのです。
不安を感じたら
「今できることをやる」
「今できることやる」とつぶやき、
意識を今に戻しましょう。
「今できることをやる」
「今できることをやる」
「今できることをやる」
さぁ、今できることをやりましょう♪





040602-3.jpg)
ボタンのみ0406-2.png)




